荏原製作所 会社紹介ビデオ
EBARA PV

「驚き盤(フェナキストスコープ)」と「立体ゾートロープ」というアニメーション表現によって独特の魅力を持つ荏原製作所の会社紹介映像づくりに、アニメーション・美術制作として参加しました。

「荏原製作所」は100年以上の歴史を持つ世界トップクラスの産業機械メーカーです。

KOO-KIさんから頂いた絵コンテを元に、アニメーション制作およびアニメーション装置や立体物の設計・造作を行い、現場での装置組み上げとコマ撮りに参加しました。

 

 

ここからは、制作の手順を追ってみます。

驚き盤の原画作成(宇佐美)。女性を描いたところ、色っぽすぎるので修正笑 下は修正前のもの。

色つけ、ディティール描画、細部の調整。

アニメーションを円盤状に配置して、プリントアウト。

レーザーカッターで板を円形に切り、その上にプリントアウトした一枚紙を貼り付けます。

驚き盤の撮影。撮影は山本 俊一郎 氏。

一枚撮影し、円盤を絵一枚分だけ回転させ、また撮影。この繰り返し。

(実は撮影中も宇佐美は社内でひたすら描いてました..)

並行して渡邉・吉田組は立体ゾートロープの作業。

まずは渡邉が送られてきた3Dモデルを3Dプリンタ用にデータ変換します。

弊社渡邉が開発中の3Dプリンタ『anno3DP』 を複数台同時に稼働させ立体物をひたすら製造しました。

100体ほど立体物があり、それぞれに付属パーツがあったりして、実験もあったので.. とにかく数え切れないくらい作りました。

これにやすりがけ、塗装、研磨、接着などの工程を経て、乾くまで待ちます。

この根気のいる作業はPM吉田率いる女性陣が大活躍です。

立体ゾートロープの支柱が回る仕組みと土台づくりは、坂本 隆成 氏に協力いただきました。

彼なくしてはまず完成してなかったでしょう。

さらに社内で位置合わせし、仮置きします。

撮影現場のスケジュールはタイトなので様々なケースを想定します。

いよいよ撮影現場で組み上げていきます。

必要に応じ調整します。

コマ撮り。見事な手際。見事なスマイル。

こちらも驚き盤同様、一枚撮っては回転させます。

とても重いものなので、三人で声を掛け合って回転させました。

現場は終始なごやかに、笑いの絶えないものでした。

かくして、スタッフの長期に渡る根気の作業が、CGでは再現できない凄みと温かみのある映像表現として結実したのです..!

みなさま本当にお疲れ様でした!

Project Title

荏原製作所 会社紹介ビデオ
EBARA PV

Category

Release Year

2018.5

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