福岡市動植物園 ヤンゴン館
fukuokazoo yangon-kan
2023年(令和5年)12月3日、福岡市動物園のゾウエリア拡張に合わせ建てられた展望休憩施設「ヤンゴン館」は、園内を⼀望できるデッキを備え、給⽔スポットもあり、長い坂を辿ってきたお客さんにはありがたい施設です。この場所で展示される3コンテンツをanno labが制作しました。全体としてアジアゾウへの探究心を促し「アジアゾウがいるからこそ森が豊かになるのだ」というメッセージを受け取れるような内容となっています。
「ゾウの行進」
一際目を引く壁面プロジェクション、通称「ゾウの行進」は、実寸大のアジアゾウが森と生態系の中を散策するループアニメーション。アジアゾウの迫力を感じてもらいつつ、その生態への探究心を促します。のんびり休憩しながら眺めたり、映る動物たちを追いかけたり、さまざまな楽しみ方があるようです。
「こっちからっち -ミャンマーの森のゾウ」
体験者の影を使ってアジアゾウの行進を誘導するコンテンツ。アジアゾウが歩いた場所は古い木や枝が間引かれ陽が差し込み、アジアゾウのフンを養分に植物が生長し新たな森が形成されます。制限時間内にたくさん進めばそれだけ森が豊かになっていきます。
「たねのはこびや」
アジアゾウと森の植生をテーマにしたインタラクティブコンテンツ。ゲーム操作は単純で、右手を動かせば自動で進むゾウの鼻を操り果実をとり、左手を動かせば尾を揚げてフンをします。果実を食べ、タイミングよく緑の少ない場所にフンをすれば、その種の木の生息域を拡げることができます。
会場の様子。ベンチの草のイラストも描きました。
Project Title
福岡市動植物園 ヤンゴン館
fukuokazoo yangon-kan
Category
Release Year
2023.12
Credit
- Producer, Director / 井原 正裕
- Director, Animator, Illustrator / うさみ たけし
- Director, Programmer / 岩谷 成晃
- SoundDesigner / YUICHI NAKAMURA (KAMRA) / invisi
- Animator / Takuto Nakayama
- Animator, Illustrator / Kanako Iwashita
- Animator, Illustrator / Shima Moriyama